Xiaomiは2021年9月15日21:00に新商品の発表会が行われ、Xiaomi 11Tシリーズのスマホが発表されました。
Xiaomi 11Tシリーズはフラグシップモデルで日本にも投入されるようです。
詳細なスペックは順次更新しますが、まずは発表された主な特徴やスペックをまとめます。
太鼓判を押しているカメラ性能
「Xiaomi 11T Pro」シリーズは「魔法のような映像体験」ができるスマホとして開発されました。XiaomiではこれをCINEMAGICと呼んでおり、映画のような動画の撮影と編集ができる端末としてXiaomi 11Tシリーズは開発したようです。
Xiaomiは11Tシリーズの特徴のCINEMAGICを紹介するにあたり、「Xiaomi Studio」という広告ビデオを作製したようで若い男女の痴情のもつれが描かれており、これらは全てXiaomi 11T Proで全て撮影された映像とのこと。
他にも森の中を駆け巡る男性を11Tに搭載された動画編集機能を使って、映画のような映像を作り出しています。
カメラはAIを搭載しており、1億800万画素のメインカメラ、超広角レンズ、テレマクロカメラを有しているようです。超広角レンズは今までのXiaomi端末にはなく、これを期待していた人も多いかと思います。
デザインにもこだわっているようでヴィンテージカメラをモチーフにしたカメラレンズの配置になっています。
Xiaomi 11T ProではHDR10+での撮影と閲覧ができるとともに、外部ディスプレイにもHDR10+で再生できるような機能があるようです。
発表会で紹介された数々の映像には引き込まれそうになり、11T Proがつい欲しくなってしまうような感覚になりました。
高性能なプロセッサー
プロセッサーは
11T ProがSnapdragon 888、
11TはDimensity 1200-Ultraを搭載。
Pro付きでなくとも高性能なプロセッサーを搭載しており、処理能力に困ることはないと思われる。
特にSnapdragon 888はゲーム性能も高いハイエンドプロセッサーのため、性能に関しては一切の不満は出ないはずだ。
バッテリーは5000mAhで急速充電は120W
今までにない速度で充電が可能になった、Xiaomi 11T Proは5000mAhのバッテリーを搭載しており、「Xiaomi HyperCharge」で120Wの急速充電に対応した。
Xiaomi 11Tでは67Wの充電速度でこちらも5000mAhのバッテリーを搭載している。
120Wで充電した場合は17分で充電が完了してしまうとのこと。
しかもこの120Wの充電器は本体に付属している。
さすがXiaomi。抜け目がない。
この新開発の「Xiaomi Hyper Chager」は従来の急速充電と比べ、高速充電できる時間が長いらしい。従来の急速充電はバッテリーが100%になるにつれバッテリー保護のために充電速度が落ちる設計になっているが、「Xiaomi Hyper Chager」では独自のMi-FCという技術を用いて充電時間をより短縮することが可能となったようだ。
安全面が気になるが、このことは発表会でも解説されており、充電器の34個の安全性、スマホ本体内蔵の9つの熱センサー、スマホ本体の冷却性能(LiquidCool)、バッテリ寿命の向上(ほかのフラグシップ端末の1.6倍の性能向上)などを備えることで、安全性と機能性をより充実させた。
画面性能
11Tシリーズは、Xiaomi端末では当たり前になりつつあるAMOLEDを搭載し10億色のカラーパターンがあるので、色鮮やかな画面描写に期待ができる。
120Hzのリフレッシュレートでタッチサンプリングレートは驚異の480Hz。ゲーミングスマホにもかなうスペックである。
画面は2mからの落下にも耐えられる「Gorilla Glass Victus」で保護されており、保護性能は最強である。
カラーは3色
メテオライトグレー・ムーンライトホワイトに加え、新色の「セレスティアルブルー」が追加。メテオライトグレーは艶消し処理をしており、手触りもいいようです。
セレスティブルーには指紋防止の処理が施されており、ユーザーが気になる点もしっかりと考えられていますね。
11T Proと11Tの違いをまとめ
スペックは似ていますが11T Proにしかない機能もありますので、こちらの魅力をお伝えします。
搭載プロセッサーとメモリの違い
これは周知のとおり、11T ProにはSnapdragon 888が搭載、11TはDemensity 1200 Ultra搭載。
また、11T Proの最大RAMが12GBに対し、11Tでは8GBに留まっています。
カメラ性能の違い
搭載しているレンズ画素数などは一緒ですが、撮影機能に大きな違いがあります。
11T ProではHDR10+での写真・動画の撮影・視聴が可能で明暗がよりはっきりとわかるようなものが撮影できるようになっており、11TではHDR10+のビデオ再生のみの対応です。
また、8K30FPSでのビデオ撮影が可能になっており、4Kでは60FPSでの撮影が可能です。
11Tの場合は最高でも4K30でのビデオ撮影のため、11T Proとはしっかりと区別されています。
Dolby Vision対応
HDR10+と似たような規格としてDolby Visionが存在しますが、11T ProはDolby Visionにも対応しています。
動画によってはどちらかのみ対応しているものもあるため、HDR10+とDolby Visionの二つの機能があれば高画質な動画を見落とすことはありません。(見比べたことないので私には違いがわかりませんが)
11T Proでの充電速度は120W
11T Proの見どころでもある充電速度は最大で120W、11Tでは最大67Wです。
充電速度は2倍違いますが、11Tの67Wでも36分で充電が完了するので他社のスマホとは比べ物にならないくらいのスピードです。
11T Proの120W充電は17分で完了します。
11T Proはharman kardonのサウンド搭載
どちらの端末にもデュアルスピーカーが搭載されていますが、11T Proにはharman kardonのスピーカーが搭載しています。
harman kardonは「原音を忠実に再現」することを目標にしているアメリカの老舗オーディオブランドでとても有名です。
価格と早期購入割引
海外モデルの価格になってしまいますが、目安としてまとめます。
11T : 8GB+256GB 549ユーロ → 約70,900円
11T Pro : 8GB+128GB 649ユーロ → 約83,800円
11T Pro : 8GB+256GB 699ユーロ → 約90,250円
11T Pro : 12GB+256GB 749ユーロ 約96,700円
現地の公式販売日から24時間以内の購入でXiaomi 11T Pro 8GB+128GBモデルが通常649ユーロのところ、50ユーロ割引の599ユーロで購入することができます。日本でもこの特典が適用されるかは不明です。
海外ではすでに発売されていますが、日本での発売日などの情報は引き続き待ちましょう。
スペックまとめ
端末名 | Xiaomi 11T Pro | Xiaomi 11T |
プロセッサー | Snapdragon 888 | Demensity 1200 Ultra |
RAM+ストレージ | 8GB+128GB 8GB+256GB 12GB+256GB | 8GB+128GB 8GB+256GB |
画面サイズ | 6.67インチ | 6.67インチ |
画面解像度 | 2400×1080 | 2400×1080 |
画面種類 | AMOLED truecolor | AMOLED truecolor |
画面リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
画面タッチサンプリングレート | 480Hz | 480Hz |
リアカメラ | 広角 : 1億800万画素 超広角 : 800万画素 テレマクロ : 500万画素 HDR10+撮影 8Kビデオ撮影 | 広角 : 1億800万画素 超広角 : 800万画素 テレマクロ : 500万画素 4Kビデオ撮影 |
フロントカメラ | 1600万画素 | 1600万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh |
充電速度 | 120W | 67W |
生体認証 | 指紋 | 指紋 |
NFC | 搭載 | 搭載 |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
オーディオ | デュアルスピーカー (harman kardon) ハイレゾ | デュアルスピーカー ハイレゾ |
Wi-Fi6 | 対応 | 対応 |
5G | 対応 | 対応 |
カラー | メテオライトグレー ムーンライトホワイト セレスティアルブルー | メテオライトグレー ムーンライトホワイト セレスティアルブルー |
価格 | 8GB+128GB $649 約71,800円 8GB+256GB $699 約77,410円 12GB+256GB $749 約82,940円 | 8GB+128GB $499 約55,260円 8GB+256GB $549 約60,800円 |
付属品 | シリコンケース 充電器 USB-C充電ケーブル | シリコンケース 充電器 USB-C充電ケーブル |