2021年7月の発売日からMi 11 Lite 5Gを購入しておよそ9ヶ月メイン機として使用。
故障もなく快適に使用しており、スマホでゲームをしない私にとってはとても便利で使いやすい端末になっています。
仕事でも使用するので結構雑に扱ってきましたが、それでもなかなか壊れない良いモデルだなと思います。
そんなMi 11 Lite 5Gの良いところと悪いところレビューします。
Mi 11 Lite 5Gの付属品
Mi 11 Lite 5Gの本体の他に、保護ケース、33Wの急速充電器とUSB type-Cケーブル、SIM取り出しピン、USB Type-C→3.5mmイヤホンジャック変換ケーブルが付属。
画面には保護フィルムがすでに貼り付けてあるのでスマホ使用前に必ず行っていた儀式的なフィルムの貼り付け作業は必要ない。
しかし保護フィルム自体は薄いため気になる人は市販のフィルムに交換してもいいでしょう。
このフィルムは反射防止フィルムではなく映り込みや光が反射するグレアタイプの液晶フィルムなのでそれが気になる人も同様に市販フィルムを買うとよい。
Mi 11 Lite 5Gは端末の厚みを薄くするためにカメラ部分が隆起しているが、付属のシリコンケースをつけることでその出っ張りを抑えることができカメラを保護することができる。
ただ、付属ケースを装着してもカメラ部分は露出しているのでカメラの傷が気になる人は別途専用ケースを購入することをお勧めする。
Mi 11 Lite 5Gの外観
筆者はトリュフブラックを購入したが、丸みを帯びたクールなボディデザインで好印象。
画面のベゼルはおよそ5mmほどと狭くて操作しやすく見た目も美しい。
画面左側には2000万画素のフロントカメラが設置されており、レンズの部分の画面は非表示になっているが目立つことはなくシンプルに仕上がっている印象だ。
見えにくいかもしれないが右側面に電源ボタンと音量調整ボタンがあり、電源ボタンのところで指紋認証を行うことができる。
縁は少し光沢のあるプラスチックであまり高級感は感じないが、見栄えは悪くない。ほとんどの人がケースを装着するので特に問題はないだろう。
電源ボタンは艶消し、音量ボタンは黒メッキがしてあるように見えて側面のプラスチックとはしっかりと区別してある。
また、ただの透明のシリコンカバーではなく、かなり細かい小さな点があるので100円均一で買うようなチープさはない。
Mi 11 Lite 5Gの重量は159g
Mi 11 Lite 5Gを持った瞬間の感想として「軽っ!!」というのが正直な感想。
厚さも6.81mmとスマホの中で1位を争う薄さである。
付属のシリコンカバーをつけると178gとなったが、それでもかなり軽量なほうである。以前はHUAWEI Mate 20 Proというちょっと重めなスマホを使用していたのでかなり感じる。
仕事中は胸ポケットに入れて持ち運んでいるが、重さをほとんど感じさせないので端末重量には一切ストレスを感じてない。
落としても画面が割れない強度
Mi 11 Lite 5Gは標準でGorilla Glass 6をという強化ガラスを搭載しているので画面強度も問題ない。
このGorilla Glass 6 は1mの高さから15回落としても割れない強化ガラスです。
実際に筆者はかかんだ時によく胸ポケットから滑り落とすことが6回ほどあったが、画面は無傷で欠けやひびは一切発生しませんでした。
おサイフケータイ搭載
筆者は電子マネーのiDを使用することが多かったが、おサイフケータイにiDを登録したことで財布から電子マネーのカードを取り出す手間がなくなり、ものすごく快適になった。
支払いの時にレジで一言言ってスマホをかざすだけなので、小銭を探す手間も省けてストレスフリーです。
おサイフケータイを搭載しているモデルでこの価格帯と性能で売っているのはXiaomiぐらいなので個人的にはMi 11 Lite 5Gはベストチョイス。
AMOLEDがきれいで高リフレッシュレート対応
ディスプレイは6.55インチを採用。AMOLEDの有機ELで画素数は2400×1080のFHD+なので表示もきれいでかなり見やすい。
ベゼルは狭いので圧迫感を感じることなくフルサイズで映像をを見ることができ、90Hzのリフレッシュレートに対応。
普段の操作でもぬるぬるサクサク動いてとてもなめらかに操作ができる。
90Hzの画面はかなりきれいに見えるが60Hzに比べてバッテリーの消費が増えるのでバッテリー切れにはご注意を。画面アスペクト比は20:9と縦長なのでYoutubeなど動画を見るときは非表示の部分が発生する。
FPSゲームなどの視野の広さが重要になるゲームでは20:9のアスペクト比は便利で大活躍だ。
Mi 11 Lite 5GのAntutuベンチは52万点
Mi 11 Lite 5Gは43,800円のミドルレンジスマホなので新型性能に関してはあまり期待していなかった。
しかしAntutu ベンチマークは最高で52万点とそこそこハイスコア。1~2年前のハイエンドスマホと同等の性能を有しているのでかなり機敏な操作ができる。
Mi 11 Lite 5Gが届いたので早速Antutu ベンチマークを回してみた。Snapdragon 780Gの性能が気になる人が多いと思うので早速結果をまとめていきます。 Mi 11 Lite 5GのAnt[…]
Mi 11 Lite 5Gのゲーム性能
Mi 11 Lite 5Gの販売当初は最適化が悪くかったため十分な性能を発揮できずにどのゲームでもカクつく不具合があった。
2022年4月5日現在でソフトウェアMIUI13.0であるが、これよりも以前のソフトウェアアップデートでゲームに関する不具合は改善されている。
試しにグラフィックが重い「原神」をプレイしてみた。さすがに画質設定が高めの状態では、快適とは言えないが画質設定を少し低めに設定することで十分なプレイが可能だ。下記では中程度画質設定の60FPSでテストプレイしています。
プロセッサーの性能不足によるもっさり感ももちろんですが、データーの読み込みも遅いような感じ。メモリやストレージがゲーム向けではないのでしょう。
Mi 11 Lite 5Gでのゲームプレイは基本的に我慢を強いられるので、ゲーム目的で買うことはお勧めできません。
顔認証や指紋認証は一瞬だが・・
MI 11 Lite 5Gでは顔を二つまで登録ができ、眼鏡をかけてる時とかけていない時で顔を登録することができる。
指紋は最大5つまで登録でき電源ボタンで指紋認証を行う。
顔認証・指紋認証ともに1秒もかからずに端末にログインすることができてかなり高速。端末が少し傾いていたとしても顔認証ができ、指紋認証のレスポンスは指が少し触れただけでも反応するくらい爆速なのでストレスはほとんど感じなかった。
しかし、マスクを着用した状態では顔認証はできなかった。これがちょっとストレス。
Mi 11 Lite 5Gのロック解除の生体認証方法として指紋認証と顔認証の機能がある。顔認証で登録できる顔の数は2つまでとなっており、コロナ禍なのでマスクありで顔認証できるか気になる人もいるかと思う。そこでMi 11 Li[…]
カメラ性能
リアカメラには6400万画素のメインカメラ、超広角レンズが800万画素、テレマクロレンズが500万画素を搭載。
フロントカメラには2000万画素のレンズが採用されている。フロントカメラにしては画素数が高いので試しに自撮りしてみたらかなりきれいな顔写真が撮れた。
メインカメラの6400万画素は感動するほどのきれいというわけではないが、画素数が高めなこともあり、遠くのものでも鮮明に撮影できた。
また撮影時に多少ぶれていてもMi 11 Liteのソフトが勝手に補正してくれるようで、撮れる写真のほとんどはブレが少ない。
ただ、最近のMIUI 13.0.3のアップデートくらいから撮影時の画面がかなりカクつくようになってしまった。
端末の再起動を行うと一時的に改善されるので恐らくはメモリ不足による動作のもたつきが発生していると思われるが、早急に改善してほしい不具合ではある。
充電・バッテリー性能
バッテリーは4250mAhを搭載。Redmi 9TやRedmi Note 10 Proよりもバッテリーを減らした代わりに端末を薄くしたのだろう。それでも少ないとは感じずバッテリーの容量は十分に感じた。
Mi 11 Lite 5Gは最大33Wの急速充電に対応しており、33Wの急速充電が可能な充電器とケーブルも付属している。
試しに5%の状態から100%になるまでの充電時間を計測したところ、ちょうど1時間で95%まで終わり、その15分後には100%まで充電が完了した。
ただ、初期設定のまま端末を何もせず放置していた時のバッテリーの減りは早く感じたので、バッテリーを節約するためにアプリに制限を設けたり、バッテリーセーバーという機能を使用するなどの対策は必要だ。
Mi 11 Lite 5Gは魅力的な端末ですが、初期設定で使用するとバッテリーの持ちがかなり悪いです。バッテリーを長持ちさせるためには下記の設定を行うと効果的です。簡単かつ効果の大きい順に並べておりますので良ければご参考にし[…]
Mi 11 Lite 5Gのスペック詳細
メーカー | Xiaomi(シャオミ) |
端末名 | Mi 11 Lite 5G |
OS | MIUI 13 (Android12) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 780G |
RAM&ストレージ | 6GB/128GB |
外部ストレージ | microSD SIMスロットと共用 |
画面サイズ | 6.55インチ |
画面解像度 | 2400×1080 |
液晶種類 | AMOLED |
バッテリー容量 | 4250mAh |
充電機能・USB形状 | 急速充電最大33W / USBType-C |
防水・防塵 | × |
リアカメラ | メイン:6400万画素 超広角:800万画素 マクロ:500万画素 |
フロントカメラ | 2000万画素 |
生体認証 | 側面指紋・顔認証 |
無線ネットワーク | 2.4GHz/5GHz |
802.11a/b/g/n/ac/ax | |
テザリング | 対応 |
SIMサイズ/スロット | nano SIM/デュアルスロット |
VoLTE(DSDV) | 対応 |
対応バンド | 3G: WCDMA: 1/2/4/5/6/8/19 |
4G: FDD-LTE: 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/32/66 | |
4G: TDD-LTE: 38/40/41 | |
5G: n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66 | |
Bluetooth | 5.2 |
GPS | 〇 |
センサー | 近接センサ 周囲光センサ 加速度センサ 電子コンパス ジャイロスコープ リニアモータ IRブラスター |
NFC/Felica | 対応 |
おサイフケータイ | 対応 |
端末サイズ | 高さ: 160.53mm 幅: 75.73mm 厚み: 6.81mm 重さ: 159g |
カラー | トリュフブラック シトラスイエロー ミントグリーン |
付属品 | 33W電源アダプター USB Type-Cケーブル SIM取り出しピン ソフトケース ユーザーガイド |
定価価格 | 43,800円 |
発売日 | 2021年7月2日 |
Mi 11 Lite 5Gはゲームをしない人にならおすすめ
Snapdragon 780Gの新型プロセッサーを搭載したこともあってか、これほど性能とコスパが良い端末は他にはない。薄くて、軽くて、そこそこ高性能で安いので文句なしのスマホ。
国産スマホにはあまりない性能と価格で、私にとっては痒いところに手が届いたバランスのいいスマホだと感じます。
ただし、ゲーム性能に関してはやはり十分とは言えない。価格帯で言えば当たり前のことである。
ただ、おサイフケータイも使えて重量はおよそ160g。ネットサーフィンや動画視聴も問題なしで画面は大きい。そしてXiaomiのよくあるセールで3万円台で買えることも多々ある。
Mi 11 Liteの名の通り、ライトな使用をするスマホユーザーにはかなりお勧めです。