2021年6月24日にストレージが128GBのモデルが追加されると発表されました。
Xiaomi Redmi 9Tは64GBモデルが17,490円に対して128GBモデルが21,800円と価格が4000円アップしての登場。
サブ機としてカメラや動画などの容量を使うひとにはお勧めのモデルとなった。
スペックは下記の通り。
スペック
メーカー | Xiaomi(シャオミ) |
端末名 | Redmi 9T(SIMフリー) |
CPU | Snapdragon662(オクタコア) |
RAM&ストレージ | 4GB /64GB 4GB /128GB |
外部ストレージ | microSD最大512GB(スロット1) |
画面サイズ | 6.53インチ |
画面解像度 | 2340×1080 |
バッテリー容量 | 6000mAh |
充電機能・USB形状 | 急速充電18W / USBType-C |
防水・防塵 | 防滴 |
リアカメラ | メイン:4800万画素 超広角:800万画素 マクロ:200万画素 深度:200万画素 |
フロントカメラ | 800万画素 |
生体認証 | 指紋・顔認証 |
オーディオ | デュアルスピーカ / 3.5mmイヤホンジャック / Hi-Res対応 |
OS | MIUI 12 (Android10) |
無線ネットワーク | 2.4GHz/5GHz |
802.11a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | 5.0 |
対応Band | 2G: GSM: B2/3/5/8 |
3G: WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 | |
4G: TDD-LTE: B38/40/41(2545-2650MHz) | |
4G: FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28 | |
5G:未対応 | |
SIMサイズ・装着可能数 | NanoSIM×2 |
DSDS・DSDV | 対応 |
GPS | GPS/A-GPS、GLONASS、Beidou、Galikeo |
センサー | 近接センサ / 周囲光センサ / 加速度センサ / 電子コンパス / 振動モータ / 製外線ブラスター |
NFC | 対応 (Felica、おサイフケータイは未対応) |
端末サイズ | 高さ: 162.3mm / 幅: 77.3mm / 厚み: 9.6mm / 重さ: 198g |
カラー | オーシャングレー / カーボングレー |
付属品 | 電源アダプター / USB Type-Cケーブル / SIM取り出しピン / 保護ケース(試供品) / ユーザーガイド / 保証書 |
税込定価価格 | 4GB/64GBモデル 17,490円 4GB/128GBモデル 21,800円 |
外観
画面サイズは6.53インチで厚さが9.6mmなので少し大きめな部類のスマホになる。
厚さはやや気になる点だが、下側のほうに少し非表示な部分があるだけでほぼベゼルレスに近い画面となっているため無駄のないディスプレイになっている。
画面解像度は2340×1080のFHD+で写真や映像がきれいに閲覧できる。
裏側にはクアッドカメラがあるため一見機能の良いスマホに見えるが、Redmiのロゴとガラスのような光沢感のない造形となっているため、少しチープな印象を受ける人もいるだろう。
日本仕様ではカラーがオーシャングリーンとカーボングレーの2色のみになのは残念である。
デザインに関しては好みがわかれるところ。
CPU性能・メモリ
CPUはQualcomm® Snapdragon™ 662を搭載。
Antutuベンチマークは総合17万点、GPU2.5万点で高いスコアではない(こちらのサイト参照)。
ネット・動画閲覧なら快適に行えるがゲーム性能はよくないため、スマホで軽い動作のゲームをするライトユーザーにお勧めできる端末であることは伺える。
RAMメモリに関しては4GBを搭載。これも同様で普段使いする分には快適に使用ができるスペックとなっている。
ROM容量は64GBとなっているため、動画や写真をたくさん撮影する人は外部ストレージとしてmicroSDが必要なってくるだろう。
外部ストレージは最大512GBのためストレージが足りなくなる恐れはない。
スペックを見ている感じだと「必要最低限な機能が備わっているスマホ」だと筆者は思う。仕事用のサブ端末や自宅用のサブ機で使うなら購入する価値はあるだろう。
バッテリーと充電性能
Redmi 9Tはバッテリー容量が6000mAhとかなりの大容量バッテリーである。
また18Wの急速充電に対応しており22.5Wの急速充電器が付属しているため、別途充電器を購入する必要はない。
OSはバッテリー消費が抑えられたMIUI 12のためソフト的に見てもバッテリーの持ちは良く、CPUのSnapdragon™ 662はバッテリー消費が抑えられているモデルの為バッテリー性能に関しては特筆すべき点だ。
通話やメール・ネット閲覧のみの利用の場合は大変おすすめできる端末である。
カメラ性能
カメラはAIを搭載した4眼カメラとなっている。
AI機能をオンにすることで被写体を判別して自動で写真の写りを補正してくれます。
4800万画素のため高解像度の撮影が可能。夜景モードもあるため明暗のある場所での撮影も可能。
動画撮影に関しては1080pの30fpsまでの対応となっている。
こだわりがなければ十分満足できるカメラ性能になっています。
対応Band・対応キャリア
2G: GSM: B2/3/5/8
3G: WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19
4G: TDD-LTE: B38/40/41(2545-2650MHz)
4G: FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28
5G:未対応
Redmi 9Tの対応バンドは上記である。以下に重要な4G対応Bandをまとめる。
docomo
docomoの対応Band | 判定 |
Band1 (docomoの主力周波数帯) | 〇 |
Band3 (東名阪エリア限定) | 〇 |
Band19 (Band1の補助) | 〇 |
Band21 (そこそこ重要) | × |
Band28 (重要ではない) | × |
Band42 (Premium4G) | × |
Redmi 9Tでdocomo回線は使用可能ではあるが、高速通信が可能なバンドが対応していない。
Premium4Gを利用したい場合、Redmi 9Tは非対応のため購入時は注意が必要です。
Redmi 9Tをdocomo回線で使用する場合は高速通信できない仕様のようだ。
au
auの対応Band | 判定 |
Band1 (auの主力周波数帯) | 〇 |
Band3 (2019年追加) | 〇 |
Band11 (重要ではない) | × |
Band18 (プラチナバンド) | 〇 |
Band26 (プラチナバンド) | 〇 |
Band28 (プラチナバンド) | 〇 |
Band41 (WiMAX2+など) | 〇 |
Band42 (キャリアアグリゲーション) | × |
auの使用している場合は高速通信可能なWiMAX2+を使用することが出来る。
Redmi 9Tをauで使用するなら快適な速度でネットの閲覧ができる。
Band11には非対応にはなっているが、Band11は狭い範囲での対応の為特に問題はありません。
ソフトバンク
ソフトバンクの対応Band | 判定 |
Band1 (重要) | 〇 |
Band3 (重要) | 〇 |
Band8 (プラチナバンド) | 〇 |
Band11 (重要ではない) | × |
Band28 (対応エリアは狭い) | 〇 |
Band42 (キャリアアグリゲーション) | × |
Redmi 9Tでソフトバンク回線を使用する場合、Hybrid 4G LTEの高速通信は使用できない。
しかしソフトバンクで重要なBand1、Band3、Band8に対応しているためHybrid 4G LTEを利用しないならソフトバンク回線での使用は特に問題はありません。
楽天モバイル
楽天モバイルの対応バンド | 判定 |
Band3 | 〇 |
Band18 | 〇 |
楽天モバイルでの使用は可能だ。
楽天モバイルはまだ開発途上のサービスの為、山間部などは一部つながらないエリアもありますが、現状では楽天モバイルのサービスを十分に受けることが出来ます。
デュアルSIM対応
Redmi 9Tは低価格でありながらもデュアルSIMに対応しており、DSDS・DSDVの機能が使用できる。
二つの回線をまとめて管理できるのは大変便利だが、デュアルSIMでスマホを利用する人は仕事で使う人などややハードに使用する方が多いと思うので、メイン機にするには性能が物足りないRedmi 9Tでこの機能を使用する人がいるのかどうかは疑問ではある。
電話だけの利用で仕事用の電話番号をいくつか持っている人にとっては大変便利な端末にはなりますね。
SIMサイズはnanoSIMになっており、microSDのスロットとは共用ではないためデュアルSIMで利用する人でもストレージの容量は気にせずに使用することが出来ます。
おサイフケータイ/Felicaは非対応
NFCは搭載しているがおサイフケータイ/Felicaには非対応となっている。
Redmi 9Tを電マネーやクレカとして使うのは出来ない様だ。
Redmi 9Tが購入できるキャリア・MVNO・各リンク
評価
デザイン | 3.5 |
性能 | 3.5 |
画面表示 | 4.0 |
バッテリー | 5.0 |
カメラ | 3.0 |
携帯性 | 3.0 |
コスパ | 4.5 |
総合評価 | 4.0 |
Redmi 9Tのおよその評価はこのようになりました。
バッテリーの持ちや充電性能・コストパフォーマンスはとてもよく、手を出しやすいスマホです。
サブ用のスマホを探している方にはぜひお勧めできる端末になります。
メイン機としてハードに使用するにはややスペックが不安があるためこのような評価となっております。
こだわりのある方は安価なスマホであることを妥協して使用すれば長く使える端末になるでしょう。