Redmi Watch 2 Liteを10日使用レビュー、ライトな使い方にはベスト

2021年12月上旬に日本国内で発売されたRedmi Watch 2 Liteを購入、10日ほど使用したレビュー!

メリットもある一方でデメリットもやや目立つ。筆者が日常的に使用して良かったところ、悪いと感じたところについて詳しく説明していきます。

 

主なスペックの紹介

ハードウェア構成

Redmi Watch 2 Lite
本体カラーブラック
アイボリー
ブルー
別売り交換用
ストラップカラー
ピンク
オリーブ
ブラウン
ディスプレイ1.55インチTFT液晶
解像度(320×360)
バッテリー262mh
バッテリー持続時間10日間
(標準使用モード)
防水性能5ATM
サイズ高さ : 41.2mm
幅 : 35.3mm
厚さ : 10.7mm
重量35g(ストラップ込み)
Bluetooth5.0
GPS搭載
対応OSAndroid6.0以降
iOS 10.0以降
付属品専用USB充電ケーブル
取扱説明書
定価価格(税込み)8,980円

この価格帯でGPSを搭載しているのが特徴で、運動時の距離を正確な精度で測定することができます。

ソフトウェアや主な機能

100種類以上のウォッチフェイス
ワークアウトの種類
・屋外ランニング
・ウォーキング
・トレッドミル
・トレッキング
・トレイルラン
・屋外サイクリング
・屋内サイクリング
・フリースタイル
・プールスイミング
・オープンウォーター
・エリプティカル
・ヨガ
・ローイング
・縄跳び
・ハイキング
・HIIT
・トライアスロン
トラッキング機能・健康モニタリング
・心拍数
・睡眠の質
・ストレス
・スタンディング
・最大酸素摂取量
・血中酸素レベル
・回復/消費エネルギー
・PAI
・生理周期
・心電図

これらで測定した数値はRedmi Watch 2 Lite本体で確認することができ、「Mi Fitness」のアプリでは1時間・1日・1週間・1か月単位のグラフとして確認することができます。

Android、iOS共にMi Fitnessのアプリを使用して設定を行います。

 

デザイン・見た目

本体カラーは清潔感のあるアイボリー、カジュアルなブルー、ビジネスでも似合うブラックの3色

別売りのピンク/オリーブ/ブラウンのストラップを購入することでお好みの配色にすることができます。

画面に表示されるデザインは自分好みのウォッチフェイスを見つけることで簡単に切り替えが可能で、文字盤は限られますが自分が撮影した写真などを背景にすることも可能です。

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カスタマイズ性能は誰もが満足できるものに仕上がっていると感じました。

 

着け心地や使いやすさ

液晶は1.55インチTFTを搭載していて解像度が高いので文字をはっきりと読むことができます。以前Miスマートバンド6を使用していた私にとってはとても見やすくて快適です。

天気や気温もわかりやすい

時計としては大きすぎでも小さすぎでもないサイズなので、中学・高校・大人の方にはちょうどいいサイズ。ストラップサイズにはゆとりがあり、着け心地も違和感がないです。

普通の腕時計サイズなので時計をつけている感触はありますが、重さは35gととても軽いので重さに関しては全く気になることはありません

寝ているときでも外したくなるような圧迫感は感じない為、ずっとつけていられます。

 

バッテリーの持ちと充電速度

画面が大きいためバッテリーの持ちは悪いイメージがありましたが、私の利用環境ではかなり良い印象です。

基本的には初期設定でトラッキングや健康モニタリングの測定間隔は30分に設定、GPSはOFFの状態で使用。この環境で10日間使用したところ、15%ほどのバッテリーが残っていました

私は運動しないのでGPSオン時やワークアウト時のバッテリー消費に関しては詳しくお答えできませんが、トラッキング測定頻度UPやGPSの高精度測定を行うとバッテリー消費は大きくなり、レビューには一週間持たないという声が多いです。

ワークアウトをしないならRedmi Watch 2 Liteのバッテリーの持ちは良いほうではあります。

バッテリーの充電速度は1時間充電で15%→90%ほど充電できたので、1時間30分もあればほぼフルに充電できます。

 

Line通知や電話通知

Redmi Watch 2 LiteでもLineのメッセージをスマートウォッチ内の通知で確認することができ、既読しなくともメッセージを確認することができます

SMSなどももちろん可能で余程な長文でない限りすべての文章を閲覧することができます

2秒程度の遅延はもちろんありますが、通知がスマホ本体に届いてからほぼリアルタイムで通知が届くため、バイブレーションで気づくことができ見逃しもありません。

スマホ本体からのキャリア電話はしっかりと応答することができますが、デメリットもあります。使い方によってはRedmi Watch 2 Liteは向いてない場合があります。

 

アプリごとに通知設定可能

Lineなどのアプリからの通知は、アプリごとに選択することができます。

Mi Fitnessのアプリの設定で、使用するアプリの通知のみONにしておくことで緊急性のない通知などは省くことができます。

 

ストラップ・バンド交換は簡単

ストラップは裏側にある窪みを爪などで押しながら引っ張ることで簡単に取り外すことができます。はめるときは「かちっ」と音がするまで差し込めば終わりで、交換自体は数十秒あれば完了します。

ストラップを差し替えることでストラップを巻く方向も変更可能です。

交換用ストラップ・バンドは別売りです。

5気圧防水

ワークアウト測定項目にプール(水泳)があるようにRedmi Watch 2 Liteはほぼ完全防水です。

手洗い時に時計ごと洗っていいので全くストレスに感じませんし、時計自体も衛生的になるのでこれはうれしいですね。

ただし、防水ではありますが水につけっぱなしというのは故障のもとになるので、水に浸し続けるのはしないように。

 

デメリットや惜しい点

筆者の総合評価 4.0/5.0

総合的な評価としては満足ですが、もったいないというか、もう少し作りこんでくれたら最高だと感じます。

ここからは少し辛口評価になります。主にソフトウェアが惜しいなと思いますね。

レスポンスが少し悪い

2022年4月23日追記、1.2.106のアップデートで操作時のレスポンスが少しだけ良くなりました。持ち上げてスリープ解除のレスポンスは下記の動画とあまり変化ありません。

画面が表示されるまで1秒ほどかかり、操作時の遅延もすこしあるためもう少しテキパキと動作してほしかったですね。

持ち上げてスリープ解除する時ももっさりとしています。Mi Fitnessのアプリで感度を敏感に設定しても改善することはなく、敏感だと少し手を動かしただけでも画面が表示されてしまったので、標準に戻して使用しています。

仕事で使用したり、せっかちの人はおそらく不満になるポイントでしょう。私はプライベートでの使用なので許容範囲内です。

 

Lineの電話通知は一切来ない

電話回線(スマホ本体)からかかってくる電話の通知はRedmi Watch 2 Lite上に表示はされますが、Line通話のようなインターネット回線を使用している電話は一切コール中の通知が来ないです。アプリからの不在着信が届いてやっと気づきます。おそらく格安SIMなどで使用されている通話料が半額になるようなオプション・専用アプリ電話には気づくことができません。

 

端末側の通知を消せば、時計側も自動で消えるが……

Redmi watch 2 Liteに届いた通知はスマートウォッチ側でも消去することができます。スマホ側の通知を消すことでRedmi Watch 2 Lite側の通知は連動して自動で消去されます。

しかし、Redmi Watch 2 Lite側で通知を消した場合はスマホ側の通知は残ったままなります。

 

画面の自動調光機能がない

画面の明るさを自動で調整してくれる機能がない為、日の下で使用すると画面が暗く感じます。

明るさは1~5まで調整できますが、5にすると室内での使用時に少しまぶしく感じますし、なによりバッテリーが減りやすいのが難点ですね。

 

初期設定が不便、アプリのわかりにくさ

デメリットというよりはRedmi Watch 2 Liteの惜しいところです。

例えばアプリ通知ですが、初期設定ではRedmi Watch 2 Liteの画面を表示させないと通知が来ません。なんのための通知やねん!と突っ込みたくなります。Mi Fitnessのアプリ通知設定内の「スリープ解除」という項目をONにすれば画面を表示しなくても通知が来るようになります。

アプリ自体や設定に癖があってちょっとわかりにくいところがあるので、せめて初期設定は誰が使用しても満足のいくような機能と設定にしておいたほうがいいのではと思います。

 

Redmi Watch 2 Liteのレビューまとめ

ハードの性能としては優秀でデザインも良いので購入しても損はないとは思いますが、やはりソフトウェアに使いにくさを感じる仕様になっています。

慣れたら大したことないですが、iPhoneユーザーやApple Wachユーザーが初めて使用すると使いづらさを感じるのは想像できます。

定価は税込み9,000円近いですが、セールで6,000円~7,000円台で購入できることがあるのでこの価格帯ならば購入候補に入れても良いのではないかと思います。個人的には惜しいと思うスマートウォッチになりましたが、総合的には満足できました。

ちなみに安く売られがちなグローバル版のRedmi Watch 2 Liteは日本語対応していないので気を付けてご購入ください。